災害時対応についてOn disaster response

東日本大震災の発生を背景に、東海・東南海・南海地震や地下直下型地震など、何時どこで発生するか分からない大地震の備えについて、社会的関心が大きな高まりを見せています。

弊社は、本社及び本社充填工場が海岸より東に4km、海抜38.9mに位置し、基幹業務のシステム管理は、サーバーのフルバックアップを他県に設置して、大地震をはじめとする自然災害に対し、ガスインフラを災害時でも供給できるよう、積極的な取組みを行っています。

非常時のガス供給設備について

弊社は、高圧ガス製造会社として、地震などの非常時も想定し、ガス製造工場に非常用自家発電設備を平成9年10月のテクノランド知多工業団地へ新築移転した際に導入しております。
そのため、地震などの災害時に電気インフラが停止した場合にも【LPガス】【酸素】【窒素】【アルゴンガス】容器への充填が可能です。

LPガスを動力燃料として使用するため、弊社LPGタンクの容量合計50tを非常時に活用し電気を発電します。

非常用発電機(コーラー社製)

防災用・非常用

万が一の場合に電気を発生させます

自動起動システム

停電を感知して自動で起動します

約67日連続運転
(タンク満タン時)

LPG仕様なので補給でさらに運転可能

中核充てん所について

本社のLPガス充填所は、平成25年8月に経済産業省から「LPガス中核充てん所設置事業所」の指定を受けました。
この制度により、弊社はLPガスの国家備蓄基地として、位置づけられることになります。
「LPガス中核充てん所」とは、自家発電設備、LPガス自動車、非常用衛星通信設備等を設置して災害対応能力を強化し、大規模災害発生時などに被災地域等に対してLPガスを安定的に供給できる能力を持ったLPガス充填所のことです。

  1. 地震などの災害時には、国からLPガスを優先的に割り当てられ、弊社の30t、20tタンクに受け入れることができます。また、LPGを燃料として発電する非常用自家発電機を完備し工場も長時間稼働することが可能となります。 これにより災害時でも、一定量のLPガス(プロパン、ブタン)の充填、供給が可能となります。
  2. 電力供給網が被災により遮断された場合においても、自らが貯蔵するLPガスを燃料とする非常用自家発電設備により、前述の充填を始めとした事業の一定期間の継続に必要な電力の確保が可能となり、ユーザー様への影響を最小限に抑えることができると考えております。
  3. LPガス燃料車輛により、災害時においても地域支援を始めとしたエネルギーの配送・保安業務等の活動が可能です。
  4. 被災により通信回線が途絶または接続が著しく困難な状態になった場合においても、所管行政庁等および外部との連絡が可能な、緊急用衛星通信設備(衛星電話)で連絡を取ることが可能です。

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